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03月07日-一般質問-02号

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  1. 滝沢市議会 2000-03-07
    03月07日-一般質問-02号


    取得元: 滝沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成12年  3月 定例会(第9回)平成12年3月7日第9回滝沢村議会定例会会議録平成12年3月7日第9回滝沢村議会定例会滝沢村役場に招集された。出席議員は次のとおりである。        1番     角 掛 邦 彦        2番     武 田 俊 和        3番     阿 部 正 喜        4番     武 田 猛 見        5番     佐々木   剛        6番     山 谷   仁        7番     高 橋 征 勝        8番     西 村   繁        9番     黒 沢 明 夫       10番     山 本   博       11番     鎌 田   忍       12番     大 坪 富 雄       13番     千 葉 義 志       14番     鎌 田   裕       15番     井 上 和 夫       16番     川 原   清       17番     沼 崎 照 夫       18番     阿 部 長 俊       19番     斉 藤 佐 一       20番     加 藤 卓 夫       21番     長 内 信 平       22番     柳 村 典 秀欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。       村        長     柳 村 純 一       助        役     工 藤   一       収    入    役     太 野 広 輝       教    育    長     西 村 倬 郎       総  務  課  長     主 浜 照 風       財  政  課  長     金 子 弘 直       税  務  課  長     主 浜 隆 男       住  民  課  長     鎌 田 ヒデ子       生 活 環 境 課 長     大 森 忠 信       健 康 推 進 課 長     斉 藤 和 男       福  祉  課  長     伊 藤 信 義       保 険 年 金 課 長     木 内   勝       農  林  課  長     大 坂 良 一       商 工 観 光 課 長     釜 沢 允 人       建  設  課  長     鈴 木 洋 一       都 市 計 画 課 長     竹 鼻 則 雄       下  水 道 課  長     小 原 邦 夫       会  計  課  長     井 上 勇 一       学  務  課  長     佐 藤 浩 一       指  導  室  長     工 藤   保       社 会 教 育 課 長     伊 藤 隆 雄       インターハイ推進室長     田 沼 嘉 明       農 業 委員会事務局長     高 橋 喜 悦       水 道 事 業 所 長     斉 藤   匡       総 務 課 長 補 佐     鈴 木 教 子       企 画 課 長 補 佐     佐野峯   茂       企 画 課 長 補 佐     熊 谷   満本会議の書記は次のとおりである。       議 会 事 務 局 長     大谷地 政 光       同    次    長     谷 村 玲 子       同    主    査     加賀谷   建   (午前10時) ○柳村典秀議長 ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。 ○柳村典秀議長 直ちに本日の会議を開きます。 ○柳村典秀議長 議事日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。 ○柳村典秀議長 3月6日、予算審査特別委員会が開催され、委員長に井上和夫君、副委員長に鎌田裕君がそれぞれ互選されていますので、ご報告いたします。 ○柳村典秀議長 次に、昨日受理いたしました陳情書については、お手元に配付の陳情文書表のとおりであります。この陳情書については、会議規則第95条により、所管委員会に付託といたします。 ○柳村典秀議長 これより本日の議事日程に入ります。 ○柳村典秀議長 日程第1、一般質問を行います。 ○柳村典秀議長 本日は3名について行います。 ○柳村典秀議長 18番阿部長俊君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆18番(阿部長俊君) 議長 ○柳村典秀議長 18番阿部長俊君 ◆18番(阿部長俊君) 今回の定例会から一般質問の形式が変わり、私は今ここに立ち、当局の皆さんと対面をしてみて、大変気恥ずかしいような、変な感覚にとらわれているわけであります。また、皆さんの視線が大変痛く感じられまして、被告席に立てばこういうものかなと、こんなふうな感じも持っておりますが、自分で自分を叱咤激励しながら始めさせていただきます。よろしくお願いをいたします。  今議会で私は2点について一般質問を行います。最初に、岩手県警察学校射撃場移転について質問をいたします。本件につきまして、私は平成7年12月定例会で一度取り上げておりますが、地域の多くの人たちや関係者の強い意向に打たれつつ、あえてもう一度行うものであります。滝沢村滝沢字外山86番地16、6,560.22平方メートル。地目、宅地。所有者、総理府。以上が当該施設の所在地並びに面積等の状況であります。ギザギザ屋根が特徴の屋内拳銃訓練施設ライフル競技施設の2つが併設されており、ほかに少々の駐車スペースがあります。温故知新、古きをたずね、新しきを知るの意味から、この際、あの地区の過去に少しだけ立ち返ってみたいと思います。同地は、長年にわたり通称射撃場と呼ばれ、旧陸軍の射撃訓練の場所でありました。新旧2つの射場から成り、古い方はおおむね現在の給食センターから西へ延びて位置し、構築の年代は確かではありませんが、青山町に第3旅団、これは騎兵第23及び第24連隊でありますが、駐屯した明治24年ごろまでさかのぼるものと考えられます。新しい方は、昭和十六、七年ごろつくられ、現在の警察学校射撃場から奥へ長く位置し、貫的位置は今の滝沢中学校校舎付近であり、周囲と新旧の境に東西に延びる3本の巨大な土手と、中の方には何カ所かの射座が存在しておりました。昭和20年の終戦後は、一時期進駐軍の使用となりましたが、その後昭和32年、一本木に陸上自衛隊が駐屯し、その後は自衛隊の訓練の場所となったのであります。時移り昭和45年の岩手国体開催を迎え、射撃競技会場として岩手県警察学校射撃場が整備され、落成は国体前年の昭和44年5月9日でありました。以来、既に30年余の歴史であります。当時は、周辺に数戸の農家と若干の一般住宅が点在するのどかな農村地帯でありました。昭和50年代に入り、本村は人口急増に転じ、旧滝沢小学校が狭隘になったことに端を発し、その移転先を含め一連の教育施設整備計画のもと、代替地提供とともに旧射撃場跡地の取得を決定、特定国有財産整備特別会計の適用を受け、学校及び保育園、合わせて面積14万3,196.22平米を大蔵省より買い受けが実現し、昭和57年滝沢小学校新築移転を皮切りに、以後計画に沿い順次整備が進められ、現在に至っていることは記憶に新しいところであります。幾多の困難、紆余曲折を乗り越え、本村の歴史に残るプロジェクトをなし遂げた多くの先輩や関係者の皆様方に、改めて心から敬意と感謝をささげるものであります。  以上申し述べましたとおり、同地は100年以上にわたり、その時代、時代の重要な使命にこたえ、活用されてまいりましたが、この20年ほどの同地区の様子は激変いたしました。滝沢小中学校学童保育クラブ学校給食センター元村保育園、滝沢村保育協会事務所が整備され、ほかに周辺は一般住宅の増加で、今や教育、福祉、そして生活の場所であります。子供たちの中には、不気味だ、気持ち悪い、怖いなどの反応を示す例もあり、教育環境の視点からも、これでいいのかと懸念の声が聞こえてまいります。当該施設につきまして、私は駐車場などやや手狭で不便な部分を感ずるものの、現在も騒音対策、安全対策も保たれており、また社会的にも必要不可欠で重要な使命を持つ施設と認識いたしております。しかし、さきに述べましたとおりの現状と歴史的流れをあわせて考察するとき、既に射場の立地場所の時代は完全に終わり、次の時代にふさわしい、すなわち教育、福祉関連の拠点地区として生かされるべきと自信を持って判断をいたしているものであります。岩手県警察学校射撃場のさらなる発展、充実のためにも、快適な代替地の提供を考慮しつつ、近い将来の移転実現を強く願うものであります。4年前の一般質問において、当局はその必要性に十分理解を示され、関係機関と十分協議をし、今後の方向性を検討する旨の答弁でありましたが、この4年間の動向と成果などについてお尋ねをいたします。  また、今回調査の結果、敷地は国有地で、施設は県施設と判明いたしました。これから移転実現へ向けて支障の有無について質問をいたします。さきの全員協議会において示されました地域デザインの中の元村地区まちづくり方針(案)でも、地域課題の1項目として取り上げられており、このことは地域としても関心の大きいことを示すあかしでもあります。最も重要な跡地利用の問題など、地域のかかわりも大きいと考えますが、その扱いと提言の生かされ方についてもお尋ねをいたします。  次に、村内主要道路の諸課題について幾つか質問いたします。本村は、つい先日とうとう人口5万人を達成いたしました。昭和53年の2万人到達以来、ほぼ7年ごとに1万人を加える驚異的ペースでありました。それに伴い、当然車の保有台数、交通量も増加の一途であり、さらに県外、村外の通過車両の流入も大変な勢いで推移いたしております。近年における国県道改良整備の実績は、平成5年に開催された世界アルペン雫石盛岡大会関連で、国道46号の4車線拡幅、同じく4号分れのバイパス改良県道盛岡環状線の一部付けかえ、県道滝沢鵜飼線の一部新設、現在進行中の環状線滝沢駅付近の一部付けかえなどがありますが、急激な社会情勢の変化や求められる交通環境に対して不十分であり、特に南北方向の路線に関しては完全な立ちおくれを痛感するものであります。本来道路は、国県道、村道及びその他の道路まで、一連、一体で目的、機能分担が図られるべきと考えますが、既にバイパス化が著しく、生活や生産機能が大幅に衰退を余儀なくされるなど、犠牲的立場に置かれているのが主要地方道盛岡環状線の今日の姿であります。先般の産業建設常任委員会所管事務調査で、主要幹線道路の整備を取り上げ、盛岡西廻りバイパスの中で本村ルートが主体区間の北バイパス主要地方道盛岡環状線及び国道282号一本木バイパスの3件について調査したところでありますが、期待の盛岡西廻りバイパスに関しては、昭和47年の広域都市圏道路網整備研究会における構想から始まったものの、主に盛岡市分の西バイパスのみが先行し、北バイパスについては一昨年の盛岡都市圏道路計画推進協議会発足で、実現への大前提である関係地区の都市計画決定へ向け準備が開始されたことが明らかになったのであります。いわばスタートラインに向かいようやく歩き出した段階であり、整備スケジュールなどは遠い遠い先のまた先という現状であります。  一方、建設省が当面の最優先と位置づけている国道4号茨島以北の拡幅4車線化については、活発な動きが見られるものの、まだしばらく時間を要する見込みであり、本村の南北路線の主役は現在同様盛岡環状線の時代がいや応なく継続せざるを得ないものと考えられるのであります。同路線については、さきの12月定例会一般質問でも同僚議員が取り上げておりますが、私も何点かお尋ねいたします。主要地方道盛岡環状線本村内ルートは県道でもあります。主要地方道の格付または位置づけにより、一般の県道との違い、扱いや優位性などの有無について質問をいたします。また、近年の交通量の推移はどのような実態であるか。時間別の調査結果があるとすれば、その点も含めてお聞きいたしますし、最近朝夕の余りの混雑、渋滞に、一部進入禁止を含む何らかの交通規制を求める声が沿線住民を中心に出ております。その点の可能性についても伺います。  本村では、主な交差点の右折レーンを中心とした局部改良と両側歩道設置を長い間県に陳情してまいりました。その結果、ふるさと交流館前の交差点改良が12年度完了見込みとなり、ほかの3交差点についても順次実施年度が明らかにされ、おおむねめどがつくなど、まことに喜ばしい限りであり、期待を大とするものであります。しかし、歩道の整備は進展が見られず、また交差点改良も一つ整備されれば必ず次の交差点の渋滞というイタチごっこであります。究極は全交差点の改良整備であります。今進められている4交差点にとどまることなく、2次、3次の要望を早急に取りまとめの上、強力に運動を進めるべきと考えますが、その予定について質問いたします。  続いて、第4次滝沢村総合計画後期実施計画に関して質問いたします。社会基盤整備事業の中で道路新設改良事業道路維持事業街路整備事業、産業振興の中での農道整備事業が計上されておりますが、計画どおり事業が遂行されるとして、5年間の投資総額はどの程度であるのか、また前期5年間の実績との比較についてお聞きをいたします。  さらに、今回新しく入った滝沢主幹線道路の詳細について伺います。箇所別に見ますと、中には完了見込みが迫っている路線もあり、完成が心から待たれるところであります。村道厨川駅滝沢元村線は完了が平成14年とされ、いよいよ牧野林橋の拡幅かけかえ工事になりますが、仮橋を含む工事対応についてお尋ねをいたします。村道以外でまことに恐縮ではありますが、同路線の中で既に盛岡市道に移管された部分に、木賊川にかかる狭隘で長い間不便をしている通称ゆずり橋改良整備について、盛岡市では都市計画変更認定が済み次第、優先着手の方針と聞いておりましたが、着工年度決定がなされたかどうかをお尋ねいたします。  そのほかとして、盛岡西リサーチパークに関係して質問いたします。企業誘致及び進出企業の活発な事業展開のためにも、国道46号からの直接進入路の必要性を県に申し入れし、懸案事項となっておりますが、見通しについてお聞きいたします。  最後に、滝沢地域デザインに関係して質問いたします。村内10地区の地区別デザインまちづくり方針が出そろい、全体構想へ作業が進んでいると思われます。その中の交通ネットワーク構想の成果が大いに期待されるところであります。成案の上がりはいつごろになるか、その後の庁内対応と施策への反映のされ方についてお聞きをし、一般質問を終わります。 ◎主浜照風総務課長 議長 ○柳村典秀議長 主浜総務課長 ◎主浜照風総務課長 私からは、岩手県警察学校射撃場移転についてお答えをいたします。  4年前にも同様のご質問をいただいているところでありますが、ご指摘のとおり、そのときの答弁は、関係機関と十分な協議を行い、今後の方向性について検討してまいりたいという内容の答弁をいたしてございます。村といたしましても、その後岩手県警察本部へ出向き、ご提言のあった内容については機会あるごとにお話をしているところであり、県でも村の実情についてはご理解をいただいているところであります。しかしながら、移転についてはいまだ計画がなされていないのが現状であります。当該施設は、岩手県警察学校の附属施設であることから、将来において警察学校の建てかえ等にあわせて射撃場の移転を視野に入れた整備計画を検討してまいりたいとの回答をいただいているところであります。ご指摘のとおり、周辺環境の変化により、施設の持つ性格と立地条件が乖離しております状況でありますことから、村といたしましてもまちづくり委員会の提言を踏まえつつ、跡地利用を検討しながら、今後とも移転について県と協議をしてまいりたいと考えております。 ◎鈴木洋一建設課長 議長 ○柳村典秀議長 鈴木建設課長鈴木洋一建設課長 私からは、村内主要道路の諸問題についてのご質問についてお答えいたします。  最初に、主要地方道一般県道の違いでございますが、主要地方道高速自動車道及び国道と一体となって、広域交通を分担する道路として位置づけられております。整備を特に促進するため、建設大臣が指定するものを主要地方道と称し、それ以外の一般県道と区分しているところであります。なお、岩手県内の認定状況は、主要地方道が50路線で、延長1,425.8キロメーター、一般県道が195路線で、延長1,767.5キロメーターとなっております。  次に、主要地方道の格付による優位性があるかについてでありますが、都道府県道の中でも特に主要地方道の整備に対しては、国は重点的に支援することとしており、全国の整備状況を見ても、主要地方道が改良率71%、舗装率65%に対し、一般県道では改良率54.5%、舗装率45.9%と主要地方道の方が高い整備状況となっていることからも優位性はあるところであります。  次に、近年の交通量の推移でございますが、道路交通センサスの12時間交通量によりますと、大釜付近では平成2年に4,256台に対し、平成9年では1万385台と144%の伸び、役場付近では平成2年に9,329台に対し、平成9年では1万2,402台と33%の伸び、川前付近では平成2年に2,593台に対し、平成9年は4,942台と90%の伸びとなっており、どの時点でも年々交通量が増加している状況にあります。なお、道路交通センサスにおける時間別の調査結果はございませんが、昨年村独自で行った調査結果によりますと、朝夕の通勤、通学時間帯で特に多く、全体の4割の交通量が集中しているところであります。  次に、交通規制についてでありますが、この路線は速度制限はされているものの、国道46号と国道4号、国道282号とを結んでいる重要幹線道路であり、通行車両の時間帯規制や大型通行規制等は代替道もないことから非常に難しいものと考えております。  次に、2次、3次の要望を検討する考えはないかということでございますが、続行すべきと考えるかどうかについてでありますが、現在の主要4交差点の状況は、ふるさと交流館前交差点は平成12年度完了予定、商工会館前交差点は平成14年度の完成を目指しているところであり、滝沢ニュータウン北口交差点及び鵜飼小学校交差点につきましても工事の着手めどが立ったことから、今後ともこれらの交差点改良の早期完了とあわせ、盛岡ガス入り口付近も含めた交差点改良及び抜本的な改良整備や両側歩道の整備についても継続的に要望してまいりたいと考えております。  次に、第4次滝沢村総合計画後期計画実施計画における道路関係の投資額についてでありますが、現段階での総額は、都市計画街路整備農林道整備も含めて44億3,000万ほどとなっておりますが、今後道路ネットワーク構想との調整を図り、増額していく予定となっております。なお、前期計画における投資額は62億4,000万円となっております。  次に、滝沢主幹線道路についてでありますが、この路線は第4次滝沢村総合計画の中で、地域の均衡ある発展を図るため、村内を南北に縦断する道路構想を樹立することとしている道路の一部であり、滝沢小学校入り口付近から北上し、村道大石渡岩手山線までの延長約3,900メーターについて、車道幅員6メーター、両側歩道3.5メーターで計画予定しているものであります。なお、詳細な路線ルートや事業費及び計画年次等につきましては、今後検討し方向性を決定したいと考えております。  次に、村道、市道関係の厨川駅滝沢元村線にかかる牧野林橋の拡幅かけかえ工事の対応でございますが、この路線は通行量も特に多いこと、また橋梁工事は平成12年度、13年度と2カ年を要すること、また付近には適切な迂回路がないことなどから、全面的な通行どめはできないものと考えております。このような状況から、現在の橋梁の上流側へ幅員8メーターの仮設橋梁を設置し対応したいと考えております。  次に、通称ゆずり橋の着工年度でございますが、盛岡でもこの路線整備の必要性は十分認識しているとのことでありますが、現在街路計画の見直し等を行っているところであり、着工時期については現時点では未定とのことであります。しかし、村といたしましても今後とも早急に整備されるよう要望してまいりたいと考えております。  次に、地域デザイン関係道路ネットワーク構想でございますが、今年度中策定に向けて現在最終調整をいたしているところであります。また、策定後の位置づけでありますが、今後の道路整備の指針として、国、県道等にかかわるものにつきましては関係機関に対し積極的な働きかけを行うとともに、村道の整備については庁内の交通ネットワーク部会等を活用し、構想の指針に沿って道路整備を推進してまいりたいと考えております。 ◎釜沢允人商工観光課長 議長
    柳村典秀議長 釜沢商工観光課長釜沢允人商工観光課長 私からは、国道46号から盛岡西リサーチパークへの進入路についてのご質問にお答えいたします。  国道46号から盛岡西リサーチパークへの進入路についてでありますが、今後の企業誘致を優位に推進する上からも、46号からの直接の取りつけが必要不可欠と考えております。整備につきましては、県が策定いたしました頭脳立地法盛岡地域集積促進計画による中核的業務用地であること、雫石町と2町村にまたがっていることなどから、県事業として取り組んでいただくよう要望しているところであります。県におきましても、必要性等について理解していただくために、県関係各課を初め、滝沢村、雫石町と打ち合わせ会を開催し調査検討しているところであります。しかしながら、道路延長が約600メートルと短いこと、また県全体の道路計画との整合性等からも厳しいものがございます。村といたしましては、今後とも盛岡西リサーチパーク産業支援サービス業を集積するものでありまして、県内産業の高度化を図る上で立地した企業と県内各地に展開している企業との連携が求められることからも、46号から直接にアクセスする道路の整備が必要と考えておりまして、関係機関等と引き続き協議してまいりたいと考えているところでございます。 ◆18番(阿部長俊君) 議長 ○柳村典秀議長 18番阿部長俊君 ◆18番(阿部長俊君) それでは、答弁をいただきましたので、再質問を二、三やらせていただきます。  まず、射場移転の方に関して伺いますが、答弁では機会あるごとに県警の方にも申し入れをしていると、それから県も理解を示しているという趣旨のご答弁をいただいたわけですが、ちょうど4年と3カ月ぐらいたつわけですが、その間ちょっと詳しい日にちは忘れましたが、議会事務局の方に質問者の名前なり質問内容、答弁内容の照会もあったやに聞いております。それで、機会あるごとにお願いをしているということなわけですが、せこいようではありますが、例えば4年間のうちにそういう機会が何回ぐらいあったのか参考までにお聞かせいただければ大変ありがたいなと、こんなふうに思っておりますし、やはり相手は県でありますので、県の方の事業の計画にのってこないことには話にならないということは私もわかります。そこで、そちらの方の、県の方のそういう事業の計画、長期の計画はどのようになっているのか、全然まだ名前すら浮上してきていないのか、どこかには多少出てきているのか、その辺もしおわかりであればお聞かせをいただきたいと思うわけであります。  なお、たまたま今度わかったのですが、施設は県で、土地は国というちょっと複雑な様子になっているわけですが、そこら辺が仮にこれからいろいろ話が進む中で、何か支障があるのかないのか、ないのかなという気もするわけですが、そこの答えがなかったので、お答えをいただければと思います。  次に、道路関係について二、三述べたいと思いますが、いろいろ広範にわたりお聞きしましたので、大変ご迷惑をかけたのかなと思っておりますが、その中で一つは、主要地方道盛岡環状線に関してですが、主要交差点4つほどというのは大変先が見えてきたということでありますが、とりわけその中でちょっとうれしかったことは、最後になるだろうと思われますが、滝沢ニュータウン北口から鵜飼小学校間の短い距離ですが、交差点改良と同時に歩道も整備をする方針というふうなことを産建の方の調査でお聞きをしております。大変よかったなと思っておりますが、しかしながら、ずっと長い間両側歩道ということも県の方には要望してまいっているわけですが、まずほとんど進展が見られないというのが現状であります。鵜飼小学校のところは、やがて解決されるであろうと思いますが、そのほかもいっぱい必要なところがあるわけです。学校施設周辺あるいは福祉施設周辺であるとか、まだまだ数えれば切りがないほどあるだろうと思いますが、その中で例えば滝沢小学校の入り口からふるさと交流館のところの信号まで、さして長い距離ではありませんが、あそこは大変偶然なわけですけれども、裏に並行する裏道が一本もないところなのです。したがって、穴口、牧野林、それから一部木賊川とか、それからまだ土沢方面とかの子供たちは、小中全員があの狭い片側歩道を通って通学あるいは対向しているわけであります。いつ事故が起こるかというのが学校の皆さん方の心配の種と聞いております。裏に道路でもあれば通学路を指定してさばけるのでしょうけれども、本当に不思議なことに一本も該当する裏道がないというのが現実であります。したがって、小中だけで数を推定してみましても、大体7割から7割5分歩道を歩くのだそうでして、その比率を当てはめていきますと、恐らく900人ぐらいが毎日あそこの狭い歩道を重なり合って歩いていることになります。したがって、県も大変でしょうけれども、そういう本当に極限を迎えている場所もあるわけですので、ぜひそういう歩道の整備設置についてもお願いをしたいし、また現在要望しておりました部分の終了を待つまでもなく、その次に続く交差点改良なり歩道の設置なりを早急に取りまとめて、継続した要望運動を続行するべきであろうというふうに考えます。これは、結局は西廻りバイパスのめどがほとんど立っていないと同様ということから端を発しているわけです。やはりこの主要地方道盛岡環状線から大きく車を抜いてしまわない限り、いつまでたっても同じことだろうと思いますし、また割合近い将来できるであろうと思われます茨島以北、国道4号ですが、あそこの4車線拡幅ができたとしても、この役場前の道路に流れ込んでくる車の数にはそんなに私は影響はないというふうに想像いたしております。むしろやっぱり西廻りバイパスが一番解決には有効な手だてになるのだろうと思いますが、再三言いましたとおり、それがまだまだめどが立たないという段階ですので、何としてもこの主要地方道、県道を主体にしたもので我々は暮らしていかなければならないわけですので、全力を挙げてこの改良について県の方にもお願いし、やっていただきたいと思うわけであります。そこで、さっきも言いました、たった1カ所例を挙げましたが、あそこの交流館の信号までの間の向かい側の歩道、片側の歩道の件はどうであるのか、ひとつお考えをお聞きしたいと思います。  次に、ゆずり橋のことでありますが、現在まだ盛岡市では未定という回答があったと今お聞きしました。大変残念に思います。そもそもあそこは昭和47年に北陵中学が越境して建てられたことに端を発しているわけです。そこから始まって、一部村道を盛岡市道に移管したと、あるいは盛岡市がそれを申し出てきたという経緯があります。したがって、そうなった限りは、やはり盛岡市ももう少し責任ある対応をしてもらわないと困るというのが私の率直な感想であります。当初あそこの橋は木賊川遊水地と絡んで遊水地完成後、下流の河床をいじるときに橋をやると言われてきたのが、遊水地の方もなかなかつまずいてしまいました関係もあり、盛岡市では方針を変更した経緯があります。もうそういう話が出てからかなりの日数といいますか、月数といいますか、あるいは年月といいますか、たっていると思います。したがって、滝沢の村民もいっぱいあそこを歩きますが、逆に北陵中学の子供たちも大量にあの橋を朝夕渡るわけでありますので、やっぱり盛岡市はもう少しそこのところを意識を強く持って責任を全うしていただきたいと、このように私は思います。したがって、ぜひ、いつも申し入れはしているのだろうとは思いますが、もっと実現へ向けて劇的に効果が出るようにひとつお願いをしていただければと思うわけであります。とりあえずこのくらいお聞きをします。 ◎主浜照風総務課長 議長 ○柳村典秀議長 主浜総務課長 ◎主浜照風総務課長 射場移転の件でありますが、回数、要請といいますか、お話しした回数につきましては、大変申しわけございませんが、押さえておらない状況であります。あいさつあるいは会議等の関係で出席した場合についてのお話をしているということでございまして、申しわけございません、押さえておらないという状況でございます。  それから、県計画の整備計画の関係でありますが、これにつきましてはいろいろと情報収集のためにお話を伺っているわけですが、整備計画については提示していただけない今現在状況にございます。  次に、払い下げといいますか、譲与を受ける際の支障についてでありますが、大蔵省の財務事務所によりますと、面積的にも6,500平米強ということで大変大きい財産だと。総理府から普通財産として大蔵省に移管されて、それで処分されるだろうというふうに思っておりますが、その際には告示をするということなようでございます。私どももそれに向けての実際の跡地利用計画が具体的に詰まっていないと逆に手を挙げれないというふうなこともあります。当面はその跡地の利用計画をどのようにつくっていくかということになろうかと思います。その際は、公共施設でありますので、優先的な処分が受けられるだろうというふうに思ってございます。まちづくり委員会が発足されて、道路の改良等の意見が出ているところでありますが、まだ面積的に不十分なものがございますので、それらも含めながら地域住民の意見も吸い上げて、いろいろと計画策定に向けて進んでまいりたいというふうに考えてございます。 ◎鈴木洋一建設課長 議長 ○柳村典秀議長 鈴木建設課長鈴木洋一建設課長 主要地方道の件でございますが、長年の要望によりまして、ふるさと交流館前、商工会館前等の4交差点についてはめどが立ったということでございますが、あくまでこれも部分改良でございます。そういった意味で、車両はうまく流れると思うのですが、やはり歩行者等の安全対策上からも、両側歩道整備について今後とも強く県の方に要望してまいりたいと、このように考えておりますし、例のゆずり橋についても、市の方に今後とも継続して要望してまいりたいと、このように考えております。 ◆18番(阿部長俊君) 議長 ○柳村典秀議長 18番阿部長俊君 ◆18番(阿部長俊君) 射場の方に関してでありますが、非常に雲をつかむような話ということになってしまうかもわかりませんが、例えばもし移転が実現したとしても、あの土地を滝沢村が買えればもちろんそれにこしたことはないと思いますが、もし国で貸してもらえるのであれば、借りたままで使うというのも一つの手であろうと思いますし、また学校のときの例をとりますと、大蔵から払い下げる2カ月前に所管がえを国ではやって大蔵にしているという記録もあるようですので、その場面になれば不可能なことはないのかなというふうに思っております。  それからもう一つ、道路の方に関してでありますが、いろいろ申し上げました。結局は、さっきも言いましたが、やっぱり西廻りバイパスというものがきっちりした形で姿を見せてこないうちは何ともならないのかなと。しからば村独自でやれるものがあるということでやるかとなると、さっきの後期計画の中の投資額を見ても、前期実績よりもとりあえず18億ぐらい低いと。これは、ごみ処理施設の整備とかさまざまあるわけですので、わからなくはない、やむを得ない部分がもちろんあります。ありますが、道路の方から見れば、やっぱりかなりな痛手であるというふうに私は思います。したがって、まだまだこの主要地方道が大切に、しかも早急に改良を図られながら進んでいかなければならないというふうに改めてこの思いを強くしたところでございます。  そこで、きのうの村長の施政方針演述をお聞きいたしました。最後の方の結びのところで大変すばらしい言葉があったわけであります。それは、例えばきょうの盛岡タイムスにも載っておったようでありますが、前例がないというリスクを恐れることなく、また周辺自治体の取り組みに惑わされることなく、住民の満足度向上を第一に、フロントランナーとして歩んでまいる所存であるというくだりがありました。大変私は、行にしてたかだか3行の部分でありますが、感激をいたしました。また、魂を揺すられるような、そういう感覚も持ちました。すばらしい文面だったと思っております。要するに村長は大統領でありますし、外へ向かっては最高の外交官でもあります。したがいまして、施政方針演述でもいろいろ語られているわけですが、要するに自治体みずからいろいろやるのだということがいろいろあるわけです。そういう中で、やはり特にも今回私は国や県のことを主体に申し述べているわけですが、外へ向かってどんどん、どんどん強く対応して、持ってくるものは持ってきてもらいたいと、平べったい言葉で言えばそういうことに尽きるのだろうと思います。そうしてやっていかないと、自前での部分、いわゆる村道とか街路道とか、自前でできる部分というのは本当に限界があるわけですので、ぜひぜひ外へ向かって強く発信をし、実り多いものをかち取っていただくようにお願いをしなければならないと、そうでなければ何ともならないということだろうというふうに私は思います。そこで、村長にその辺のご自身の意思をご披露いただき、確認をし、私の質問を終わります。 ◎柳村純一村長 議長 ○柳村典秀議長 柳村村長 ◎柳村純一村長 今ずっとお聞きいたしまして、まさにそのとおりであり、今までも私も何度もそういう話をしてきたつもりであります。したがいまして、まず全体的な考え方から申し上げますけれども、やっぱり阿部議員さんおっしゃるとおり、まさに環状線の存在というものはそのとおりなわけであります。したがいまして、私どもとしては建設省あるいは県ともいろいろやっているわけでありますけれども、優先順位からいけば、4号のまず4車線化と、そしてその後に西廻りバイパスという話には一応なっているのですけれども、しかしながら、これもかなり時間がかかるだろうと思っておりますので、おっしゃられるとおりもっと積極的に、そしてやはり全体をやれといっても今の状況ですと無理ですので、阿部さんから具体的に提言がありました、やっぱりその必要度とか危険度、そういうものをもっと積極的に出しながら、具体的な行動をしてまいりたいと思っておりますし、特にゆずり橋に関しまして、私もちょっと今お聞きして、なるほどなと思ったのですが、いわゆる北陵中学校が本村に越境、誘致というよりも設立された経緯も教えていただきました。私みずからもっと動き出して、市に対して強く申し上げていきたいと思っております。  それから、リサーチパークの取りつけ道であるのですけれども、県はいい話をする、知事はいい話をするのですが、どうも現場の方が全然動かない。それと、皆さんもご案内のとおり、私ども滝沢村が莫大な投資をしてきています。したがって、私どもはもうこれ以上は村の投資をする必要はないと思っています、基本的に。あとは本来ならば県がやるべきであって、具体的に今まで県が滝沢村を西リサーチパークで支援した実績ははっきり申し上げてゼロでございます。ただ、企業誘致に関しては、一生懸命やっていただいていますけれども、そういうハード部面ではゼロなわけでありますので、私どももっと強力にやっていきたいなと思っておりますので、今後ともご指導とご協力をいただきたいと思っております。  あと全体の道路の関係ですけれども、後期計画で確かに金は少ないのですが、前にも申し上げたとおり、滝沢村は今まで箱ばかりつくってきて、道路が圧倒的に置かれてきたわけです。その部分で、今から私はやっぱり基本的に下水と道路に主体的に金をつぎ込んでいかないと、ちょっと将来の滝沢に禍根を残すのではないかと思っておりますし、いわゆるてんぷら舗装もかなり長くもちましたけれども、傷んでまいりました。これらを四百何十キロの村道をやっていくということは、相当長期的な計画と、今から具体的な実施計画をつくって予算配分をしていかないと、ちょっと大変だなというふうに思っておりますので、いろいろな意味で今後とも叱咤激励をお願いしたいし、我々も今そういう道路ネットワーク部会でいろいろ議論しておりますので、もう少し時間をいただきたいなと思っております。  以上です。 ○柳村典秀議長 これをもって18番阿部長俊君の一般質問を終結いたします。 ○柳村典秀議長 11時10分まで休憩いたします。   (午前10時55分) ○柳村典秀議長 再開いたします。   (午前11時10分) ○柳村典秀議長 次に、16番川原清君の発言を許可いたします。ご登壇願います。 ◆16番(川原清君) 議長 ○柳村典秀議長 16番川原 清君 ◆16番(川原清君) 16番の川原清でございます。さきに2点質問通告をいたしております。  まず、大きな項目の第1点目でございます。介護保険導入後の老人福祉政策についてでございます。私は川柳を趣味にしておりますので、いろいろと詠んでおりますけれども、1年以上も前のことでしょうか、ある雑誌の入選作に「老人は 死んでください 国のため」と、こういう句が入選をしたことがございました。この句をめぐって、「余りにも老人に対して過ぎるのではないか」あるいは「いや、現代の世相を反映している」という、こういう議論が巻き起こったのであります。川柳会の議論はさておきまして、この句は今の世相をまさしく反映しておると、このように私は思うわけであります。特にも戦争中は「若者は 死んでください 国のため」と言わんばかりの、余りにも若い命を南の海や北の凍土の果てに散らしたわけでありますが、現在のこの老人福祉の現状を見ても、9月の老人の日に自殺をする人が後を絶たないような皮肉な結果が現在でもあるわけであります。そういう意味で、私はこの句はまさしく現代の世相を反映しておると、このように思うわけであります。戦争中は、つまり戦争に役に立たないのは遺棄される、資本主義社会では生産に役に立たない者は遺棄されるという、残念ながら今日の社会はそういう思想が底流に流れているわけであります。いわゆる枯れ木には水をやらないという思想が底流には流れているわけでございます。  そこで、私は昨年の、1年前の3月定例会で介護保険の不備について次の6点を指摘をしたところでございます。簡単に振り返りますけれども、まず第1に市町村の認定は公平なのか、適切な認定が行われるのかという点でございます。2つ目に、第2被保険者の場合は特定の病気の場合のみ給付対象になっていることであります。第3に、高齢者の保険料の負担、さらに利用すれば利用料を1割徴収されるという、この矛盾であります。4点目には、介護保険制度の導入で全国一律の制度にされて、今までの水準がダウンしないのかどうかという点でございます。5点目は、保険料は国会の承認も必要としないで、政令等で定められると。将来的には際限なく保険料が上がる懸念がされるわけであります。6点目には、ことしの4月までに施設やサービスを提供する受け皿が整うかどうかと、この6点について昨年の定例会で発言をしたわけでありますが、1年間振り返ってみますと、一部分についてはかなりの部分整備が進んでおると思いますけれども、まだまだ心配な点がたくさんございます。私は、これまで介護保険については進める立場で発言を繰り返してまいりました。決まったことには従わざるを得ないわけでありますが、先ほど来申し上げておりますように不備な点が多々ございます。その点については、3年を待たずしてやっぱり改正を要求していく、こういう必要があろうかと思います。そこで、私は今日、今一番心配をしているのは、さきに述べた4番目の介護保険制度の導入で全国一律になる、つまり国の基準に右倣えをしなければならない。そうしますと、これまでかなりの水準であった各市町村、本村もそうでありますけれども、大きくサービスダウンになりはしないか、この点が最も心配であります。そこで、この問題に絞って今後の介護保険導入後の老人福祉政策についてこれから順次お尋ねをしてまいりたいというふうに思うわけであります。  そこで、具体的にお聞きします。現在行われております通所介護事業の件でございます。私の調査によりますと、登録者数が117名いるようであります。その中で、介護保険に認定をされたのは42名と聞いております。約36%でしかございません。つまり対象にならなかった、非該当と言われた方が五十数名いると、その他となっておりますが、この非該当となっておられる方々からの不満、不安の声が聞かれるわけでございます。これらの方々の救済策と言ったらいいのでしょうか、当面の対処方針をいかがお考えなのかをまず第1にお伺いをいたします。  2番目です。今の質問に関連をいたしまして、来年度の地方財政計画を私は読んでまいりました。この2月に閣議決定をされているわけでございますけれども、この来年度の国家予算は、介護保険の支援策について500億円を新規計上をしております。国もことしは介護保険元年、地方分権元年でもありますが、この介護保険元年に当たって、国もそれを側面から支援をするという事業費を大幅に予算計上しているところでございます。そこで、先ほどの非該当になられた方々あるいは新たな希望者、あるいはそういう方々を対象とした事業として、徳島県で始めている生きがいデイサービス、生きがいデイサービスセンター、この事業を起こす考えがないのかどうか、2点目に伺います。  次に、関連でございます。国はこの事業に対しては、367億円を計上して事業を行う際には地方交付税で措置するとまで言ってくれております。こういう事業に飛びつかない手は私はないと思います。そういう意味で、現にサービスが低下する場合、いろいろな施策を講じながらサービスダウンにならない、あるいはより向上させるという、こういう責務が私は自治体に課せられているものと思うわけでありますが、そのご見解を伺いたいというふうに思います。  3番目でございます。在宅介護の問題でございます。在宅介護支援センターから今度地域型支援センターへと名称が変わるようでございますけれども、ここでも国の一律のためにサービスの低下が懸念をされるわけであります。これまでにも在宅支援センターの果たしてきた役割は、私は大きなものがあろうかというふうに思うわけであります。そこで、名称がいかほど変わろうともサービスの低下はあってはならないと思うわけでございます。新しい事業が起こされている基幹型支援センター、支援センターについてはどのような事業をなさろうとしておられるのか、その中身について詳しくお聞きをしたいというふうに思います。  4番目であります。ショートステイの問題でございます。介護保険では利用日数の制限がございます。これまたサービス低下につながりかねません。要介護状態区分5で、6カ月間のうち6週間、たったの42日しかその対象になりません。要支援では1週間のみの対象でございます。私は、これでは足りないのではないかと率直に思うわけであります。介護というのは、する方もされる方も24時間です。その家族の疲労といいますか、私ははかりかねないというふうに思うわけでございますけれども、家族をいわゆる介護する立場の、家族を救う制度として、この制度があるわけでありますけれども、一関市で起きた、介護疲れから自分の母親に手をかけたという悲しい事件がございましたけれども、利用日数の制限が設けられますといろんな場合が想定されます。例えば親戚に不幸が起きたような場合にも、このサービスを享受できないというようなことが出てくるわけであります。そこで、国の予算等にも盛られておりますけれども、新たな事業であります生活管理指導短期宿泊事業というのが今度出てまいりました。これを検討し、さきの日数制限からはみ出した方々、これらの救済事業として、この宿泊事業を取り入れるお考えはないのかどうか、この点についてお伺いいたします。この事業は6カ月更新ということになっておりますけれども、私はそれでも十分だろうというふうに思っておりますので、ご所見を伺うものであります。  5番目に、配食サービスの問題についてでございます。介護保険法からは、この配食サービスは給付対象外になっておりますが、現在私の調べでは65世帯の方々がこのサービスを受けられておられる。さらに希望者がふえているという話を聞いておるところであります。この事業は、ただ配食をするだけの事業でないということは言うまでもありませんけれども、この利用者というのは、多くの方々は独居老人あるいは老夫婦のみという、こういう世帯が多いわけであります、当然のことでありますけれども。そこで、この配食をしながら、独居老人あるいは老夫婦の安否の確認になるのです。ただ単に配食をするだけではないというのは何度も申し上げましたけれども、ないわけであります。よく都会では、郵便受けに新聞が3日も4日も1週間もたまってから孤独死を発見したというような記事が出ますけれども、このようなことを未然に防ぐためにおいても、私はこの配食サービスを福祉サービスとして今後も継続をしていく考えがあるのかないのかお考えを伺いたいというふうに思うわけであります。  6番目でございます。サテライト型デイサービスについてでございます。私の言うサテライトデイサービスとは、村内1カ所に対象者といいますか、老人の方々を集めるのではなくして、地域で空き家とか空き店舗とかを借り受けて、そこを利用して、その周辺の方々のご老人に出向いていただいて、つまりその辺に買い物にでも行くような、気軽に参加をできて、そこに資格を持った人を派遣をする。そういう方式を私は私なりのサテライト型デイサービスというふうに呼んでおりますけれども、そういう事業に取り組むお考えがあるかどうか。先ほど来申し上げましたように、遠くまで運ぶという手間が省けますし、あるいは近所といいますか、いわゆる気軽に出かけていけるという利点もありますし、指導といいますか、その方々はきちっと資格を持った方々が付き添っているという、そういうことでございますので、安心をして気軽に行える事業というふうに私は考えておりますので、その辺のご見解を伺うものでございます。  最後になりましたけれども、元気老人対策についてでございます。介護保険も保険ですから、保険料を支払う人もいるでしょうし、あるいはすぐお世話になる方もいるだろうと思うわけであります。払う人が少なくて、お世話になる人ばかりいたのでは財政は成り立たないというのは、これは小学生でもわかる論理でございますけれども、私が言いたいのは、今65歳を過ぎても、あるいは70歳を過ぎても、かなり元気な、いわゆる元気印と、ちょっと言葉が失礼ですが、悪いのですが、元気な老人の方々がいっぱいいらっしゃいます。この方々はずっと保険料を払うわけです。いわば恩恵がないといいますか、保険でありますからそういう場合も多々あるわけでありますが、この方々を対象にしたいわゆる反対給付という意味ではないのですが、そのようなものと受け取ってもらって結構ですが、元気印の老人の方々を対象とした事業、何か特別の事業を考えておられるのかどうか、この辺についてもお考えを伺いたいというふうに思います。  次に、大きな項目の2点目に移ります。子供読書年に対する行事と村の考え方についてお伺いをいたします。2000年、ことしでございます。ことし東京の上野に国際子供図書館がオープンをすると、このことを記念をして、さきの国会ではことしを子供読書年とするという、こういう国会決議が行われているところであります。フランシス・ベーコンという方の言葉に「読書は完全な人間をつくる」という言葉がございますけれども、30年ぐらい前から大学生が漫画を読んでいるということがよく新聞でおもしろおかしく取り上げられておりました。現在では、さらに進化をして、漫画は読むけれども、活字の部分は見ないで絵ばかり見ているという大学生が多いようであります。ここ数年の大学生の学力低下は目を覆うばかりであります。本を読まないことが学力低下につながる。そのまま卒業していくと企業では即戦力にならない、いわゆる使い物にならないということなのです。企業のことはどうでもいいのですが、一般常識を持たずして、事の善悪の判断もできない大学卒業生が社会に出てくるわけであります。こっちの方が怖いわけであります。そこで、イギリスでは去年、おとししですか、1998年9月から昨年の8月までを読書年と制定をして、国家プロジェクトでいろんな事業に取り組んできました。その趣旨は、第1に識字能力を高める、第2に幅広い読み物の中から情報を得る、第3に読書の喜びや楽しみを見出す、この3点であったわけです。中でも子供がより多く本を読むような、習慣づけるような取り組みが展開をされたと聞いております。これより前にイギリスの都市バーミンガムでは、新生児6カ月の健診の際に乳児向けの本とか、あるいはガイドブックを配付したようであります。その5年後、つまりその本を配付を受けてから5年後に、小学校に入学する際に基礎テストを行った。その運動に参加した子供たちは、特に読む、書く、話す、聞くでははるかに高得点をとっていた。さらに算数の応用問題や形、空間、測量の分野でも大変すぐれていたということが判明をしたのです。最近お受験問題で人殺しまでしておりますけれども、子供に読み聞かせをすることをもっとやればああいう事件は起こらなかったと思うのでありますが、つまり乳幼児の読み聞かせは、子供の言語的、数学的思考能力について大きなよい影響力を与えていると、こういう調査結果がバーミンガムの報告であるわけであります。最近では、オウム事件等々で高学歴者の犯罪等がいろいろ言われておりますけれども、日本の教育に足りないのは何かというと、私はやっぱり科学的な教育の欠如だろうと。自然科学も含め、社会科学も含め、そういうことだろうというふうに思っておりますけれども、そこでそういう科学的な物の見方をさせるために、乳幼児あるいは小学生を含めた人間形成に非常に重要でありますので、その辺のことを考えながら、本村において子供読書年に対する取り組みの方針、お考えがあればお聞きをしたいというふうに思います。行事等を考えておられるかどうかお聞きをしたいと思います。  次に、読書年と関連をさせて質問をいたします。私は、平成7年の6月定例会でも取り上げたところでございます。いわゆる平成5年から実施をされております学校図書館整備5カ年計画、この質問はあす武田猛見議員もやる予定になっておりますので、私は前回の質問をしたその後の確認をしたいというふうに思っております。この学校図書館の整備5カ年計画は、本来であれば平成9年で終わるはずでありましたが、その後に2年間延長になっておるようであります。そこで、私の耳に入っている学校関係者の話によりますと、確かに5年間は図書費は多く配分されましたと。その後にまたもとに戻っているという話がございまして、私の聞いた話は空耳であればいいのですが、いや、違うと。前よりも増して配分しているという答弁があればいいのですが、これは事実かどうか、この点の確認でございます。読書の重要性というものを含めて、その辺のところを確認をしたいと思います。  最後になりましたけれども、司書教諭の配置の問題についてでございます。この制度は、戦後の古い時代に制度化といいますか、法制化といいますか、されておりますけれども、ただ条項の中にというか、附則の中に、配置はするのだけれども、当分の間配置を猶予するという部分がございまして、当分の間と言いながらも50年が経過をしているわけであります。そこで、平成14年から義務化をされるわけであります。今後の配置計画はどういうふうになっているのか、その辺のところを伺いたいと思います。かつてといいますか、横浜での経験がございますが、私は前にもこの問題を発言しておりますけれども、横浜のある学校では、単元が昆虫のときは学校図書館も昆虫の本を前面に出しておくそうです。そうしますと授業と学校図書館の連携プレー、そうしますと児童生徒は興味を持って図書館に出入りをするようになると。図書館の利用回数がふえていくという、こういう報告がございます。そういう意味で、いわゆる授業と学校図書館の運営を連携プレーさせる、それが専門的な職員が配置されれば、子供の学力向上にもつながるという、こういう成果の報告がございますので、この点についてお伺いをして、私の一般質問を終わります。ゆうべ徹夜で考え方をまとめましたので、ちょっと聞きにくい点があろうかと思いますが、おわびを申し上げて、私の質問を終わります。 ◎伊藤信義福祉課長 議長 ○柳村典秀議長 伊藤福祉課長 ◎伊藤信義福祉課長 私の方からは、介護保険制度導入後の老人福祉のあり方についてお答えいたします。  初めに、通所介護で認定にならない非該当者があり、不安の声が上がっているが、その対処方針についてでありますが、介護保険法の円滑な実施の観点から、高齢者ができる限り寝たきりなどの要介護状態に至ったり、状態が悪化することがないようにすることが重要であるため、平成12年度より新たにスタートいたします老人保健福祉計画及び介護保険事業計画に基づき保健福祉サービス、介護予防事業を引き続き実施してまいりたいと考えております。  次に、生きがいデイサービスセンター事業の実施についてお答えいたします。介護予防、閉じこもり防止等を目的として、生きがい対応型デイサービス事業を実施してまいります。具体的な対象者としまして、介護保険制度における要支援に近い高齢者等を考えておりますことから、介護保険に基づく利用者との負担等の均衡を考慮し、実施してまいりたいと思います。  次に、基幹型支援センターの扱いについてお答えいたします。在宅介護支援センターにつきましては、要援護老人の介護者等に対し、公的保健福祉サービスの利用手続や在宅介護に関する各種の相談業務を現在1カ所で実施しておりますが、平成12年度からは2カ所で実施する予定となっております。このことから、これら2カ所の地域型支援センターを統括支援するとともに、中心的役割を担うため、村で直接運営する基幹型支援センターを立ち上げ、必要な情報の共有を進めていく体制を構築してまいります。また、地域ケア会議を通して、効果的な介護予防、生活支援サービスの総合的な調整と地域ケアネットワーク化を進めてまいります。  次に、短期入所で保険給付の範囲が限定されていることへの対応と生活管理指導の短期宿泊事業についてお答えいたします。介護保険制度では、要介護度によりまして短期入所の利用限度日数が定められておりますが、短期入所を長期継続的、反復的に利用することにつきましては、施設入所に近い利用形態であり、本来的な利用ではないと考えております。介護保険制度におきましては、対象者等の心身の状況等に最も適した介護サービスを利用するため、介護サービス計画を作成し、総合的なサービスを安心して受けられる仕組みをつくろうとするものであり、一定の限度を設定することは必要なことであると考えております。しかしながら、制度の中で一定の条件のもとに短期入所以外の介護サービスの利用実績が一定額未満の場合は、短期入所の利用枠を1.5倍から2倍に拡大できることとなっており、柔軟な対応もされているところでございます。また、生活管理指導の短期宿泊事業につきましては、健全な社会生活を送ることができるよう支援や指導を行い、要介護状態への移行を予防するためにも必要なことであり、先ほどご説明いたしましたが、老人保健福祉計画及び介護保険事業計画に基づき本年4月から実施する予定でございます。  次に、配食サービスの今後の方向性についてお答えいたします。現在配食サービスはデイサービス事業の中で実施しておりますが、デイサービスは介護保険制度へ移行されるため、老人保健福祉計画及び介護保険事業計画に基づき、見守り、安否確認を兼ねて引き続き栄養バランスのとれた食事の提供を実施してまいります。  次に、サテライト型デイサービスについてお答えいたします。サテライト型デイサービスの実施につきましては、それにかわるものといたしまして、現在3カ所で実施しております機能訓練のB型を23カ所に拡大し、地区の公民館等に出向いて実施してまいります。  次に、介護保険の対象とならない、いわゆる元気老人対策についてお答えします。冒頭で申し上げましたが、介護予防や自立した生活を維持することが大切でありますので、高齢者ができる限り寝たきりなどの要介護状態に至ったり状態が悪化することがないよう介護予防、生活支援事業を実施してまいります。生きがい対応型デイサービス、生活支援、ヘルパー派遣、生活支援型ヘルパー派遣、機能訓練B型等を実施するとともに、基幹型支援センターにおいても高齢者に対しそれらのサービスの調整をしてまいります。 ◎伊藤隆雄社会教育課長 議長 ○柳村典秀議長 伊藤社会教育課長 ◎伊藤隆雄社会教育課長 私からは、子供読書年に対する考え方及び行事についてお答えいたします。  子供読書年は、国際連合の「子供を政治の最優先に」との誓いから、国立国際子供図書館を開館するに当たり、子供たちの読書活動を応援すべく、平成11年8月、国会において平成12年を子供読書年とすることを決議されたものであります。当図書館としても、この決議の重要性を認識するとともに、基本的に考えておりますことは、実質的に子供の心に訴えることのできる事業として、例年1回1カ所で実施している昔話の会を、今年度は各小学校の協力とボランティアの参加協力を得ながら村内8小学校区ごとに開催する予定としておりまして、当初予算に経費を計上いたしております。また、今後村内の地域文庫の方々とも協議しながら、子供読書年にふさわしいよりよい事業があればそれらも取り入れながら取り組んでまいりたいと考えております。さらに、乳幼児期の読み聞かせは子供の言葉や感性、情緒、表現力等の啓発に大変大事なことだと思っております。家庭教育の中で奨励してまいりたいと思います。 ◎佐藤浩一学務課長 議長 ○柳村典秀議長 佐藤学務課長 ◎佐藤浩一学務課長 私からは、学校図書館の整備についてお答えをいたします。  学校図書館は、児童生徒の主体的な学習活動を支えるとともに、読書活動を通じて子供の人間形成や情操をはぐくむ場として極めて重要な役割を担っております。そのような役割を果たしていくために、文部省における学校図書館図書整備5カ年計画を踏まえ、本村においても平成5年度から学校図書館の図書の充実を図るべく整備を進めてまいりました。その状況でございますが、小中学校の全体の充足率は、平成4年度末においては52.65%でありましたが、5年後の平成9年度末には71.19%、平成10年度末には72.54%と、対平成4年度比19.89ポイント伸びておる状況にございます。また、予算額では平成4年度においては248万3,000円でありましたが、平成5年度から平成9年度までの年間平均額が994万3,000円と約4倍の予算措置を講じて整備に努めてまいりました。5カ年計画が終了した平成10年度以降については、厳しい財政事情を考慮するものの、より充足率を高めるべく、10カ年計画により引き続き予算を計上し、10年度においては712万9,000円、11年度には758万6,000円の予算措置を講じ、平成12年度には若干落ちるところでございますけれども、626万2,000円の予算をお願いいたしているところでございます。今後におきましても、早期に未充足が解消され、図書館の充実が図られるよう努めてまいりたいと考えております。  次に、学校図書館の司書教諭の配置についてでありますが、学校図書館法第5条においては、学校図書館には司書教諭を置くことと定められ、同法規則では当分の間置かないことができるとされておりましたが、平成9年6月の学校図書館法の一部を改正する法律の施行により、平成15年4月からは12学級以上の学校に司書教諭を置くことが義務づけられました。そのため、現在司書教諭の養成に力を注ぎ、有資格者は増加しつつありますが、本村における有資格者の状況は現在15名で、さらに一層の養成と資質の向上に努めていくことが必要であると考えております。この司書教諭の具体的な配置の仕方につきましては、いまだ明らかにされておらず、村といたしましては国や県の今後の動向を踏まえて対処してまいりたいと考えております。 ◆16番(川原清君) 議長 ○柳村典秀議長 16番川原 清君 ◆16番(川原清君) まず、老人福祉の方から入りたいと思いますけれども、先ほど言い忘れましたけれども、新しい事業に向かって大変エネルギーを注いでまいりました事務担当者の方々に敬意を表して、この間いろんなことがあって途中で変えられたりいろんなことがございましたけれども、それにもめげず今日まで頑張ってきたことに敬意を表したいと思います。  そこで、これまでも何度か同僚の議員の方々が質問をされておりますけれども、その際の伊藤課長の答弁は、介護保険については上乗せ、横出しはしないということを何度も何度も聞いてきたわけなのです。それはそれでそういう方針があるのであれば了解しなければなりませんけれども、先ほど来申し上げているのは、ボーダーラインにいる方々をどう救うのかという点です。これは、介護保険でできなければ福祉ということでやっていかなければならないわけでありますけれども、このボーダーラインにいる方々をどう救済をするかと。つまり、これまではいろんなサービスの提供を受けてきた方々が、4月1日からこのサービスがなくなるわけです。その方々の不安、不満というものは、やっぱり私はあるだろうと思うのです。このボーダーラインの方々の当面の対応策というものを、先ほどいろいろと答弁いただきましたが、介護保険でやるものは介護保険でやっていい、そしてボーダーラインの方々の当面の救済策をどういうふうにするのかと、あるいは近未来的にはどういうふうにしていくのかと、福祉の面で近未来的にはどういうふうにしていくのかと。さらには、将来的にはこういうふうにしたいという分けて答弁をしていただかないと、べらべら、べらべらと立て板に水のごとく答弁されても、なかなか頭の悪い私にはメモさえとれなかったわけでありますが、その辺のところをもう少し分けて答弁をいただきたいというふうに思います。そして、今までよりもサービスは絶対ダウンしないのだということを明確に断言できるかどうか、できるかどうかというよりも断言をしてほしいと、より向上するという決意も含めてお聞きをしたいと思います。  それから、きのうの村長の施政方針にもありましたけれども、不備な点がいっぱいございます。不備な点をいっぱいを抱えながら、この介護保険法は4月1日から発足するわけであります。第1号被保険者だけがいろいろ問題になっておりますけれども、例えば第2号被保険者でもかなり問題点があるのです。例えば一例を挙げますと、38歳のだんなさんが40歳の奥さんと結婚しておった場合、奥さんの保険料は支払わなくてもいいようになっているのです、今の段階では。つまり、もうかると言えば口が悪いのですが、法のもとに平等ではないのです。2歳ぐらい年上の夫婦というのはいっぱいいます。ざらです。そういう方々のことが非常に、第2号被保険者にかなりの抜け道といいますか、不備な面がいっぱいあるのです。ですから、やっぱり公正を期するためには、この不備な点をやっぱりどんどん、どんどん申し上げていって、3年を待たずしてやっぱり変えていくといいますか、公平なものにしていくという、そういうふうな姿勢をやっぱり持たなければならぬと思いますので、きのうの村長の施政方針演述と絡めて、その辺のお考えもお聞きをしたいというふうに思います。  それから、子供読書年の関係でございますけれども、私は前にもこの問題については発言をしておりますから、余りくどくどと何回も発言をしたくないのですが、予算の規模においては平成12年は少し下がったけれども、10年、11年についてはそう減っていないというご答弁を今いただきましたけれども、私の耳に入ったのは、5カ年計画の際は確かに来たけれども、その後に減っているという話がありましたのですが、これは個別、学校の個々の問題であるのかどうか、それはわかりませんが、その辺の事情はわかりませんが、村としてはそんなに減らした覚えがないと、12年はちょっと減らしておりますけれども、さらに10カ年計画で立てて充足していくという意気込みは答弁から感じられましたが、その辺のところをもう少し学校別の問題なのかどうか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。  それから、私は平成7年に、村の中心部は湖山図書館等がある関係で、中心部の学校は湖山図書館と連携をさせればいいのであって、特にもこの周辺の学校、図書館に遠い、そういう学校をより厚く予算を配分したらどうかという話をした経過がございますが、その点がどうなっているか確認をしたいというふうに思います。  それから、子供の読書の関係でございますが、先ほど来いろいろご答弁をいただきましたけれども、5月5日の子供の日を中心にした1週間でも2週間でもいいのですが、名作を読み聞かせる会、これは小学生から乳幼児を含めていいと思うのですが、あるいは親子で名作の読み聞かせを聞く会というふうな、そういう行事を手初めに持ったらいかがかなというふうに思っておりますが、その辺のお考え、ご所見を伺いたいと思います。 ◎伊藤信義福祉課長 議長 ○柳村典秀議長 伊藤福祉課長 ◎伊藤信義福祉課長 まず、上乗せ、横出しの関係でありますけれども、これらについては介護保険事業計画の中で、当村としては上乗せ、横出しをしないということにいたしておりますが、その理由といたしましては、上乗せ、横出しについては、第1号被保険者にその分が加わることになりますので、第1号被保険者の保険料を上げるといいますか、高くなるということを考慮いたしました結果、この上乗せ、横出しにかかる分については実施しなくて、福祉事業の中でこれを実施していきたいというふうに考えているところでありまして、この老人保健福祉計画の中でそれを明らかにしているところであります。ボーダーラインにおられる方々という、その対策でありますけれども、先ほど申し上げておりますけれども、介護認定のときに要支援、それから自立という、その上が自立なわけでありますけれども、自立でもより支援に近い方、それから自立でもすこぶる元気な方、この方々がおりました。自立と判定された方にもう一つありまして、今回介護保険制度が実施されることになりましたので、私も申請してみようかという方も何人かありまして、この方々が自立となったわけです。きのうお話ししましたとおり、百数名の方々が自立であります。そこで、要支援に限りなく近い方というのは、元気老人対策を行わなければすぐにでも要支援になる、それからデイサービス事業に現在通っている方々も、この通っていることによって元気老人であるということもありましたので、これらの方々につきましては先ほど申し上げました生きがい対応型のデイサービスを実施していく。それからもう一つは、機能訓練のB型、地域の集会所等を利用しながら、この方々の元気老人対策を行っていきたいということにしております。  そこで、当面の対策は、計画の中で示しておりますけれども、1つのB型訓練の実施についても、今23カ所にしようということで計画をしておりますし、これを開催回数をふやしていこう、月に1回から週に1回、その次は週に何回かという形でやっていきたいというふうに考えております。それから、これらの支援対策のための支援センターでありますけれども、支援センターにつきましては、12年度は2カ所ということですが、13年度から3カ所にしていきたい。できれば12年度にも3カ所にしていきたいと考えておりますけれども、その対応を今検討しておりますが、13年度には3カ所にしていきたい。それから、それらを補完する街角相談所的なものを各地域にも配置していったならば、そういう相談業務なりいろいろな支援策ができるのだろうというふうに考えているところであります。近い将来的にと、こう言われますけれども、ちょっとその辺がお話として下手でありますので、まとめれませんけれども、そういう考え方でいきたいというふうに思っております。  それから、サービスダウンをさせないようにというふうなことでありますし、それから不備な点があったならばということは、村長の方からもお話しありましたとおり大変不備な点がいっぱいありますので、その都度県なり国に対して要望をしていきたいし、村として直せるものについては直していきたいというふうに考えているところであります。  それから、第2号被保険者の関係でありますけれども、第2号被保険者の保険料につきましては、ご存じのとおり医療保険に上乗せになるということであります。医療保険制度の中で、その上乗せになっている保険料というのは、医療保険もそうですが、所得に応じてパーセントを掛けて、その保険料を算定している。そこで、何人入ろうと何人あろうと、その所得で決まるということでありますので、例えば40歳以上の方が10人もいるということはないでしょうけれども、少なくても3人とか4人いるのであれば、それは1人であっても3人であっても同じ、所得が同じであれば同じ保険料ということになっているわけです。そこで、この制度が始まるときに、20歳以上の方々についても保険料を納めてもらいますかという話も国としてはしたわけでありますけれども、いろいろな事情がありまして40歳に引き上がったということも聞いておりますので、この点については今後検討されるものだというふうに思っております。 ◎佐藤浩一学務課長 議長 ○柳村典秀議長 佐藤学務課長 ◎佐藤浩一学務課長 図書費、予算等の関係でございますけれども、私も平成10年度に教育委員会に参りまして、学校教育において欠くことのできない基礎的な設備であることにかんがみまして、小中学校全校の図書館の現地に赴きまして調査いたしました。内容等いろいろ調査したわけでございますけれども、確かに予算面では5カ年計画より劣っていることは事実でございまして、学校によって差があるというものではございません。そのとおりでございます。しかしながら、整備に当たりまして調査した結果、大変に古い蔵書等もございまして、整備されていない図書館が多かったわけでございます。したがいまして、私といたしましては、ただただ上乗せをすれば充足率は上がっていくわけでございますけれども、実情にそぐわないというふうな観点から、その整備をする方が先決ではないのかと、その上に立ってさらなる整備計画を構築していくべきであるというものの考え方から、昨年度、今年度もまだ整備中でございますけれども、そういう中において完全とはいかないかもしれませんけれども、そういう整理するものは整理するという中に立って上乗せをしながら、平成15年の4月1日から司書教諭等も配置されることになるものですから、その体制等について一日も早く整えるように努めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。  それから、湖山図書館から遠い学校については厚く配分するべきだという考えのお話であったわけでございますが、まことにそれはごもっともな面もあるわけでございますが、私どもといたしましては各学校の充足率をまず100%に上げたいというのが教育委員会の考えでございます。当然そのような部分につきましては、配慮すべき面は配慮してまいりたい。特にも小規模校につきましては、蔵書といいますか、整備冊数がどうしても少なくなるものですから、ただ単に100にすればよろしいというものでもないというふうに認識をしております。したがいまして、そのようなところにはより以上に配慮しなければならないのかなというふうに考えておりますので、そういう基本的な考えの中で今後整備計画をきちっと立てながら、さらなる努力をしてまいりたいと考えております。 ◎伊藤隆雄社会教育課長 議長 ○柳村典秀議長 伊藤社会教育課長 ◎伊藤隆雄社会教育課長 国際子供図書館開館にあわせた事業のご提言をいただいたわけでございますが、5月5日は子供の読書週間ということで、湖山図書館では毎年昔話の会を開催いたしておりまして、本年度もボランティアの方々のご協力をいただいて、この事業を実施することといたしておりました。ご提言のありました名作の読み聞かせ等につきまして、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 ◆16番(川原清君) 議長 ○柳村典秀議長 16番川原 清君 ◆16番(川原清君) 時間も押してまいりましたので、最後に一言だけ申し上げたいと思います。村長にお聞きしたいと思いますが、いわゆる介護保険制度が導入されてもサービスダウンは絶対あり得ないということを、決意をお聞かせ願いまして、私の一般質問を終わります。 ◎柳村純一村長 議長 ○柳村典秀議長 柳村村長 ◎柳村純一村長 先般皆さんにお示ししました老人福祉計画、介護保険事業計画、これはあのときにもお話し申し上げましたけれども、推進協議会、生き生きライフを語る会、出前講座、それから各地区説明会でいろんな意見を出された中でつくられたわけでありますけれども、これは私は日本一の計画だと思っております。ただ、計画が立派だからいいという問題ではないのですけれども、近い時期に県立大学の教材として使われることになっております。つまり、私が申し上げたいのは、非常に膨大な資料で、皆さんまだ全体に目を通していないと思うのですけれども、非常に生の声を生かした、実際、特に生き生きライフを語る会の中では、非常に具体的に介護される方、介護する者のいろんな生の声が入っているわけです。それにもとにして基本的にはできていっていますけれども、それらをやっぱり充足させなければならない。あるいは一番問題なのは、もちろん今それを受けられるサービスというものに対する不安があるからいろんな声が出ると思っておりますが、問題は、介護保険料を払っても、これはだれがいつそうなるかわからないわけですので、それが保険で納めるわけですが、やっぱり保険料を納めても介護されないで元気で生きていく方が本人にとってもいいわけであります。したがいまして、私どもはもっと前段の段階で、子供のときから、あるいは成人になってから、中年といいますか、そういうやっぱり成人病対策とか生活習慣病とか食生活改善とか、あるいは生涯スポーツとか、いろんな分野でやっぱり将来介護を受けないような元気な村民をつくっていこうというトータルのプランニングであります。したがいまして、いろんな分野で努力していきます。と同時に、もちろんこの間も申し上げましたとおり、サービスは落ちないとは私は思っておりますけれども、福祉の分野で先ほど課長が答弁したように、フォローする部分はかなりございますし、それは私は心配ないと思っておりますが、いずれ全体でそういう元気な老人をつくっていくためになお一層努力していきたいし、もちろん足りない部分あるいは介護保険のまだまだ未確定な部分、それから実情に合わない部分は1年やってみますと出ると思っておりますので、そういうものは改善をしていきたいと思っていますし、また国に対しても言うべきことは言っていきたいというふうに思っております。 ○柳村典秀議長 これをもって16番川原清君の一般質問を終結いたします。 ○柳村典秀議長 13時まで休憩いたします。   (午後零時9分) ○柳村典秀議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   (午後1時) ○柳村典秀議長 8番西村繁君の発言を許可いたします。 ◆8番(西村繁君) 議長 ○柳村典秀議長 8番西村 繁君 ◆8番(西村繁君) 議席番号8番、西村繁でございます。それでは、さきに通告しておりました3点についてお伺いをいたします。  まず初めに、研究学園機能の総合計画についてお伺いをいたします。平成10年4月に岩手県立大学が開学し、高等教育施策に大きな弾みとなっていると思われます。これを受けまして、県立大学を中心とした高等教育機関集積をさらに図り、進学機会の拡充、そして人材の育成及び人材の確保や地域の生涯学習等々に、さらには地域づくりにその効果を波及させ、より新しい可能性を生み出し、やがてそれが本村の魅力の一つとなり、文字どおり住む地域ではなく、住みたい村に創造していくべきと私は考えます。この高等教育機関の集積は、すぐれた人材の育成に直結するものと思います。そして、それがやがて地域づくりに、さらには地域の活性化に大きな影響を与えるものと思われます。これから地方分権の時代を迎え、多くの権限、事務事業が国から府県へ移譲され、さらには府県から市町村へと移譲され、真に地域主義による地方自治の原点に立った地域行政が始まろうとしているのであります。  一口に地域づくり、地域の活性化と言っても、それぞれ多様な意義、イメージがあると思います。要は、地域に魅力と活力がある、豊かで住みよい、住民が誇りと自信を持てる社会をつくり出すことと私は思います。しかるに、これらは文化、創造、選択の時代とも言えると私は思います。これまでの地方行政は、国の法律、通達、指導による画一的なマニュアル行政で、横並びの後追い行政に見受けられます。これからは、前向きの地域文化づくりに努力し、新しいイメージの創造に向けて知恵を絞る時代であると私は思います。同時に、これからは社会資本重視のハード面とともに、ソフト面も等しく重視し、地域に埋もれている有形、無形の資源、人材にさらに磨きをかけ、創造を売り出す時代であると思います。これから21世紀に向かって社会がますます多元化し、人口の高齢化が進めば進むほど市町村行政に対する新しい行政需要が高まり、単なる行政サービスの提供だけではなく、さまざまな利害を調整し、地域社会を計画に沿って経営する政策立案、そしてその能力が求められ、その能力が問われるものと思います。これからの多元化する地方行政をいかに乗り越えていくか、そこに人材育成がいかに重要な課題の一つであるかということが考えられるのであります。その人材育成の拠点とも言える県立大学周辺における研究学園機能を構築し、充実させるためには、高等教育機関の誘致、そしてその施設の活用、その機能の充実等々の条件を満足させなければならないと思います。そのためには、現在の県立大学周辺の広大無辺な国有地も含めた有効利用が必須の条件であると私は思います。住みたい村を構築するために、村全体のまちづくりを含めた周辺の環境整備や交通機関の利便性を図りながら、文字どおり産、学、官の連携研究所や民間研究所を網羅した総合的な魅力ある大規模研究学園機能を持った学園地域の創造を目指し、実現に向けて国、県を初め、関係機関に積極的に働きかけ、学園機能総合計画の早期実現を図るべきと考えますが、このことについてどのように考えておられますか、お伺いをいたします。  次に、人口日本一達成記念事業計画についてお伺いをいたします。人口日本一達成記念事業の一環として、滝沢村の歴史の16ミリ映画及びビデオテープの制作についての考えをお伺いいたします。平成12年2月15日までに住民基本台帳の人口が5万6人となり、文字どおり人口日本一の村となりました。本村は、近年新住民の急増が極めて著しく、それに伴って最近新住民の方々から、滝沢村の歴史を目で知りたいが、適当な資料が見当たらないという声が多く聞かれています。本村の歴史の本としては、岩手県地域史シリーズの中で、福田武雄先生と下斗米昭一先生の共著による「滝沢村の歴史」と題した本がありますが、活字離れ傾向にある昨今、本の好きな方は別として、なかなか本を手にして読む方が少ないようであります。そのことから、前述しましたように、滝沢村の歴史を目で知りたいという表現でそれを求めているのであります。このことに少しでもこたえようと、私が住んでいる平蔵沢地区におきまして、地区の公民館の活動の一端として、歴史探訪と題して平蔵沢の地名の語源を探ろうと、下斗米先生のご指導をいただきながら、関係資料をもとに手弁当でもって実際に皆さんと足で歩き、地域周辺を探訪しました。結果として平蔵沢という地名の語源を探ることができたのであります。さらには、鬼古里堤、そして平蔵沢堤がいつごろ、だれが、どういう目的で築造されたのか探ったのであります。このことは、参加した方々はもちろん、後日都合で参加できなかった方々を前に、公民館でその方々に歴史探訪のことをお話をいたしましたところ、非常に強い関心を持たれ、自分たちが住んでいる地区の歴史を知り、新転地に来たような新たな感銘を覚えたのであります。このことは村の広報にも掲載されまして、極めて反響がありましたことを申し添えておきます。  現在、人生及び社会に対する一般的な住民意識は、私思うに、一口に言いまして、現実的合理主義に貫かれているような気がしてなりません。具体的には、能率的であり、打算的であり、計算的であり、企画的であり、その底には快楽主義が流れ、人間関係でも既成の権威を否定し、すべてギブ・アンド・テークの契約主義的な人間関係と見て、友情、思いやり、貢献、奉仕等々を嘲笑するかの傾向が強いようであります。時にはその場その場の実感だけに依存しておりますから、視野の狭い功利的享楽主義に陥り、政治や社会に対しても一面では功利的な発言をし、権力に批判的ではありますが、それも自分の片隅的幸福、マイホーム主義を守ることに限られ、そういうことから無関心を装い、反社会的であることも少ないのであります。したがって、無責任な発言や行動が目立つのであります。このような砂漠化した人間社会に緑豊かな山のような潤いを与えるためにも、滝沢村の歴史の映画を制作して、学校現場で、成人式で、各地域で、住民が村の歴史の絵、歴史をつづるその映画を鑑賞し、我が村の歴史を知ることにより、やがてそこに郷土愛が生まれ、その意識が自分たちの住まいする地区に、そして他の地域に広がりを見せ、やがてその住民意識がこれからの新しい郷土の文化的なふるさとの構築と創造につながるものと私は信じております。その滝沢村の歴史をつづる映画の活用は、本村の地域ばかりではなく、来村された団体の方々や来庁された方々に見ていただくことにより、やがて広く我が滝沢村が紹介されていくものであり、まさに日本一の村として誇れる文化的効果が極めて大であると私は思います。これまでの地域行政は、ハード面を重視し、生活環境、公共施設等、社会資本の重視を整備に向けて再重視されてきております。これからはハード面と等しくソフト面にももっともっと力を入れる時代が来たと言っても過言ではないと私は思います。すなわち住民に優しい行政が要求される時代が来たと言っても過言ではないと思います。  高度成長をなし遂げて、物質面では豊かになっておりますが、先ほど申し上げましたように、精神面ではまことに憂える状態であると私は思います。それだけに、反面精神的な安定を求めているかにも見受けられるのであります。これは、本来人間の持つ人間らしさや生きがいの希求であり、家庭を初め、社会全体の文化的享受と創造への欲求と私は思います。つまり、多くの住民が心の文化的志向を求めているのであり、その限りにおいては、そこにソフトな文化行政をいかに進めるかがこれからの大きな課題であると私は思います。そのためには、文化という意味を広くとらえ、既存の狭い意味の芸術文化ではなく、地域の文化、人々の生活文化を行政面に積極的に施策として取り入れ、これまでの施策や運営のやり方を文化的視点で問い直し、住民文化の創造に住民が参加できるような環境の策定が必要であると私は思います。地域文化はトータルな生活の営みでありますから、地域の歴史、風土、伝統、個性的な文化活動、伝統に培われた文化活動等々多くの地域の文化を重視し、人間性の豊かな住民文化を創造するために、美観や潤いといった人間的感覚を施策運営に取り入れるソフト面の行政を構築していかなければならないと私は思います。  今や滝沢村は、明治21年4月、町村制が公布され、翌明治22年4月より町村制が施行されて以来、110年を経過している現在、その長い歴史の資料、記録、伝統、数多くの滝沢村の歴史を、そして先人が築いた多くの伝統、多くの文化を今ここで収録、大成しなければならないときであると私は思います。私の今の心境は、「時は今 いにしえを知る 弥生かな」という心境であります。今、この時を逃せば、さらに記録、資料等、収集が極めて困難になってくるものと思われてなりません。また、今や人口日本一となった我が滝沢村の歴史を、次代を担う子供たちに、次代を担う世代に永遠の宝として残すことも今ここに生きる我々に課せられた重大な責務の一つであると私は思います。  以上の観点から、滝沢村の歴史をつづる映画を制作することにより、今後において本村における地域づくりに、そして文化的効果をさらにもたらすものと私は考えますが、このことについてどのようにお考えなのかお伺いをいたします。  次に、最後の質問でございますが、墓地公園及び火葬場施設の整備についてお伺いをいたします。本村における人口増加に伴い、墓地事情が年々高まっていると思われますことから、その現状に少しでもこたえるためにも、既存墓地の整備、拡張、さらには新たな墓地の確保等が必要と考えられます。また、同様に人口増加に伴い、火葬件数についても年々増加していると思われます。現在村有火葬施設がないために、隣接市町村に依存しており、そのことにより実際は事務手続が複雑になっていることから、極めて不都合な現状であります。そのために、お金がかかっても葬儀の際には何もかも葬儀屋さんに依頼している現状であると思われます。以上のことから、少しでも生活改善につなげ、少しでも住民の生活負担を軽減するためにも、既存墓地の整備、拡張、そして墓地の公営化と並んで墓地公園整備の充実、そしてさらには村営の火葬場施設、斎場施設の早期実現を図るべきと考えますが、このことについてどのように考えておられるかお伺いをいたします。  以上3点をご質問をいたします。 ◎柳村純一村長 議長 ○柳村典秀議長 柳村村長 ◎柳村純一村長 研究学園にかかわるご質問についてお答えをさせていただきます。  まず、研究学園機能の充実についてでございますが、第4次滝沢村総合計画におきまして、高次教育機能を高めながら周辺環境整備を推進し、魅力ある研究学園地域の創出に努めることといたしております。また、県におきましても、新たな総合計画で本村東部地区を研究学園都市として位置づけているところであります。これらを踏まえまして、現在研究学園都市構想の策定に向けて県と関係市村で検討会を開催しているところであります。推進に当たっての基本的考え方といたしましては、盛岡大学、岩手県立大学に岩手大学も加えた形で産、学、官が連携し、情報通信分野等、研究開発施設の整備を図り、将来的には民間研究開発施設や製造施設が集積するとともに、すぐれた自然景観を生かした中で快適環境が整備され、若者が定住する地域の形成を目指してまいりたいと考えております。そのための今後の整備が必要となってまいりますが、整備に当たりましては、それぞれが連携の上で役割を分担しながら推進していく必要があります。本村においても、今後とも必要な整備を進めてまいりますが、当面産業振興の観点からは、大学等との連携を強化しながら、村内企業への波及や西リサーチパークへの企業誘導へと結びつけて地域振興を図ってまいりたいと考えております。また、研究学園都市としての基盤整備や地域住民の居住環境の向上の観点から、下水道事業の促進や道路網の整備、新駅の設置等、周辺環境の整備促進を図るなど、地域の環境整備を一体的に推進してまいりたいと考えております。  そのほかの質問につきましては、担当課長をもって答弁いたさせます。 ◎工藤一助役 議長 ○柳村典秀議長 工藤助役 ◎工藤一助役 私からは、人口日本一達成記念事業計画について、特にも滝沢村史の映画及びビデオテープの制作についてのご質問にお答えいたします。  滝沢村は、既にご案内のとおり、住民基本台帳人口で昨年11月末に、それまで村人口日本一であった沖縄県豊見城村の人口を上回り、村としての人口では日本一となっております。また、2月15日には人口5万人を達成いたしております。村でこうした節目を記念し、村民の方々とともに喜び、村のイメージアップが図られる記念事業を計画するため、平成9年度から「ニュー滝沢・飛躍と創造推進事業」として、事業の構想づくりから実施計画策定、そして記念事業の実施までの一連の取り組みを行ってきております。この事業では、記念事業にふさわしい事業の募集や地域活動家などによる検討会を経て実施計画を策定し、ベニヤマザクラの里づくり、及びヤマユリの振興事業を中心とした19事業の計画を取りまとめ、昨年12月7日の議員全員協議会において計画をご説明申し上げたところでございます。  ご質問の滝沢村史の映画及びビデオテープの作成についてでありますが、村では昭和56年ごろから数年かけて、総集編の「岩手山の恵み、拓けゆく滝沢」を初め、農業編、福祉編、教育編等の分野別に村勢映画を作成した経緯がございます。また、記憶に新しいところでは村制100周年を記念し、平成2年に村の歴史を主な内容とした「瞑想の歳月…そして未来へ」というビデオを作成しております。このビデオは30分程度で、縄文時代の村の生い立ちから現代まで、岩洞用水路の建設を含めた村の主な出来事などを歴史的に整理しており、湖山図書館で一般に貸し出しも行っているところでございます。村史を映画にするためには、前段として村の歴史の整理が必要となります。また、映画は記録性にはすぐれているものの、変貌が著しい村であるからこそ数年で古さを感じてしまうという滝沢村の特異性もございます。さらには、高度情報化の時代を迎え、村内の小学校でも本年度内にはインターネットにつなぐこととしておりますし、一般家庭のパソコンの普及も著しいものがあり、インターネットを通じた情報の提供は今後の有効な手段として考えられるところでございます。いずれにいたしましても、ご指摘の商工観光や教育等における高揚も考えられますし、本村の歴史を後世に伝えていくためにも村の歴史の取りまとめや提供方法等について今後とも検討してまいりたいと考えております。 ◎大森忠信生活環境課長 議長 ○柳村典秀議長 大森生活環境課長 ◎大森忠信生活環境課長 墓地公園及び火葬場整備のご質問についてお答えいたします。  本村の高齢化率を見た場合、65歳以上の人の占める割合は10.4%と、県内全域の高齢化率20.1%に比べ約半分の比率となっております。このことは、日本人の平均寿命を考えた場合、本村の死亡者が急激に増加するとは考えにくい状況でございます。一方、村内における死亡者数を見ますと、平成8年ごろまで170人前後で推移しておりましたが、平成9年より230人前後と増加の傾向にございます。この方々の平成10年度における火葬場利用状況を見ますと、盛岡市営火葬場で44%、雫石町営火葬場で33%、その他の火葬場が23%という利用状況でございます。今後人口増加の、高齢化の進展に伴い、さらに死亡者数も増加するものと予想しております。また、墓地の状況について見ますと、現在村内には30カ所の墓地があり、そのうち未使用区画を有する墓地が10カ所ありまして、2,100区画程度の未使用区画がございます。したがいまして、当面は区画数が不足するという状況にはございませんが、墓地の設置場所に地域的な偏りがあることや死亡者数の増加も考え合わせますと、村としてもその必要性につきましては十分認識しているところでございます。そのようなことから、総合計画の中の後期計画に墓地、火葬場調査事業を計画しているところでございますが、当面は既存の宗教法人経営等による墓地経営拡幅許可により対応してまいりたいと考えております。墓地、火葬場調査事業につきましては、住民の意識調査を実施し、施設の必要性の有無、整備手法、施設の規模、設置場所等について調査を進め、環境に配慮した本村に最もふさわしい施設の整備のあり方を検討してまいりたいと考えております。 ◆8番(西村繁君) 議長 ○柳村典秀議長 8番西村 繁君 ◆8番(西村繁君) それでは、再質問をさせていただきます。  最初の研究学園機能総合計画について2点、それから歴史をつづる映画について1点、3点質問させていただきます。  初めに、研究学園機能総合計画についてですけれども、高等教育機関の誘致について、国土庁の学園計画地ライブラリーに登載しているようでありますが、そのことによる現状はどのようになっておられるのか、また今後それをどのように進めていくのか、そしてその対応策はどのように考えておられるのかお聞きいたします。  2番目としましては、先ほど村長よりお答えがありました内容をお聞きしまして、さらにお聞きしたいと思いますけれども、県立大学周辺には、先ほども申し上げましたように広大無辺な国有地がございます。幸い我が県といいますか、地元から大臣が出ておりますから、農水省の国有地の有効利用について本村は県あるいは国に対して働きかけをした経緯があるのかどうか、なければ今後黙って見ているのか、働きかける意思があるのか、意思があるとすればどのような方向で考えているのかお聞きしたいと思います。ましてや今年度は衆議院選挙が必ずあるわけですから、大臣としても働くと思います。働かなければ重大な結果が待っていると思いますので、その時がチャンスだと思いますので、ぜひ村長にやっていただきたいと思います。  第2点目は、歴史をつづる映画についてですけれども、私が言っているのは、映画をただ単につくって、ただ単にそれを見るだけのことを言っているのではありません。その映画をつくるということ自体によってどういう意義があるかということを私は言っているのであります。歴史を、時代の目まぐるしいこの進歩に対応していくというのは、それは機械的な感覚であって、先ほども申し上げましたようにハードではなくソフト面を重視する、心のあるそういう行政も私は重視していただきたいという観点から、その歴史を知ることによって子供たちが、あるいは住民が、新住民は特に5年未満の居住年数の方は住民意識は全くありません。10年以上いて、やや住民意識があるかなという感じです。それは投票率にも反映されていると思います。そういった観点から、この映画をつくるということ自体は、人間性を育てる、あるいは子供たちは村の歴史を知らない、それを教えるのも教育現場ではただ文言の、あるいはとにかく進学、いい学校に入れと、ただ知識だけであって、それを活用する、知識を応用する能力がない。ですから、国語的語学力がない、応用力がない、そういう面をつなげるためにも私は心から潤いを与えていく、それが一つの郷土を知る、歴史を知ることによって自分のふるさとに愛情を持ち、その愛情がいろんな人間社会に発展していく。殺伐としたこういう世の中に人を平気で殺す、傷つける、そういう社会は心が完全に失われている、単なる生物である、この感情が今なくなってきている。それを行政にはもっともっと、ハード面は言わなくてもやらなければならないわけです。当たり前のことは言う必要はないと思います。その当たり前でないことをやっていかなければ、道路整備、環境整備、これは言わなくてもやらなければならないわけです。それはあえて言う必要はないと思います。それを突っ込んでソフト面を重視していく、心のあるそういう社会を、地域を築いていくのだという、そういう観点から映画をつくり、そして私たちは、先ほど言いましたように、私の部落で見たときには、地元の年配の人でさえも、「ああっ」と言って感激しました。「おれは知らなかった」、「そうだったのか」ということが非常に感動を受けたのであります。そこを見出していかないと、単なる映画をつくって映画を見るだけ、その観点では、すごく浅はかな考えに見受けられますので、深く意味を知っていただきたいと思いますので、この観点について村長はどのように考えられておるのか。また、教育的な立場から教育長はどういう視点で今の質問をお聞きになったのか、2回目としてお聞きしたいと思います。 ◎佐野峯茂企画課長補佐 議長 ○柳村典秀議長 佐野峯企画課長補佐 ◎佐野峯茂企画課長補佐 まず、国土庁の学園地ライブラリーの件についてお答えします。ちょっときょう、今資料を持ち合わせておらないのですが、この学園地ライブラリーはたしか昭和40年代から本村の東部地域を中心にした地域を指定しておりまして、高次教育機関の誘致に取り組んでいるものでございます。その結果として、現在盛岡大学、岩手県立大学が立地したのも、そういった取り組みの中の一環だというふうに感じております。そしてまた、ここ10年ぐらい前には国立の体育系の大学の誘致というお話もございましたけれども、現在それについては立ち消えの状態となっております。また、今後の展開ということですが、では、あと1つ、2つ、3つと欲張っても、なかなかすぐ来れる、こういった少子化の時代でもございますので、なかなか難しい面はございますけれども、いろいろと情報を取り寄せながら、その辺については進めていきたいというふうに思っております。  それから、国の土地についてでございますが、先ほどの村長答弁にもございましたけれども、現在県と関係市村で東部地域を中心とした、一部盛岡、玉山村が入りますが、研究学園都市構想というのを進めております。その中でも、面積全体で5,000ヘクタール前後になろうかと思いますが、その中に国有地が1,500ヘクタールほどございます。それらの取り扱いについてどうしましょうといったような話も出ておりますけれども、やはり長期的にはそういった活用というものについても構想の中に取り入れていいのではないかというようなことで、現状ではさまざまな課題はあろうかと思いますが、今後省庁の改編という話もございます。そういった中で、農業のそれぞれの試験場なりが独立法人化されるとか、そういった話も出てくるかもしれません。そのときに我々として一つの活用策は持っていてもいいのではないかというようなこともございます。  それから、過去に国の方に働きかけたことがあるかということですが、私の記憶の中では、私が役場に入る以前に前の村長さんが行ったときがあるということは聞いておりますが、ここ何年かは正式な要望ということはないという状況でございます。 ◎熊谷満企画課長補佐 議長 ○柳村典秀議長 熊谷企画課長補佐 ◎熊谷満企画課長補佐 私の方からは、映画の作成にかかわっての部分でお話ししたいと思います。  先ほどの郷土の愛着心を育てるという意味で映画の作成ということが必要だというお話でございますが、確かに歴史をとどめる記録性、映画というものはそういう記録性の部分、さらにはその活用としての部分というのはお話のとおりかなというふうに思っております。歴史、村史ということを考えますと、1つは歴史をまとめ上げると、今までものをまとめ上げるという部分もございますし、また記録として残していくという2通りの意味があろうかと思います。また、その活用については先ほどのとおりだと思っております。その記録にとどめるというものにつきましても考えた場合に、どういうものがどの程度あるのか、あるいは内容がどういったものなのかというようなこと、あるいは記録として残す方法がどういうものがよいのかということも検討する必要があろうかと思います。いずれにいたしましても、資料収集も含め記録として残すということについて今後の検討課題とさせていただきたいと思っております。 ◎西村倬郎教育長 議長 ○柳村典秀議長 西村教育長 ◎西村倬郎教育長 子供たちに村の歴史あるいは郷土理解等について教育をしていくというふうなことは非常に大事だということについてはまさにそのとおりであろうかと思います。現在小学校の3年生と4年生を中心に「私たちの滝沢」という副読本を村費でつくりまして、全児童に配布をして、それでもって滝沢について学んでもらっておるわけでございますが、その中にかなりのページ数で我が滝沢村の古い時代から現在に至るまでの変遷の歴史等が編さんされてございます。それらをもとにしながら、3年生、4年生が中心になって郷土学習をしているところでございますが、ご承知のとおり平成14年から新しい学習指導要領でもって勉強していくというふうになりますので、その中では特にも新しく総合的な学習というふうなことが出まして、その中で自分たちの住んでいる村の歴史あるいは郷土社会、コミュニティについて、自分たちで資料を探し、あるいは先人の方々の業績を忍び、あるいは地域の方々、大人の方々あるいはお年寄りの方々から昔の様子をお話を伺ったりしながら、自分たちでこの村の歴史を学び、自分たちが村を築いていくのだと、そういうふうな感覚を育てていくというふうなことを非常に大事にしようという教育をしていくこととなってございます。平成12年度から移行措置として一部そういう学習が取り上げられていきますので、ただいまの西村議員さんのそういう村の歴史を子供たちに大いに理解させていって、新たな郷土社会をつくっていくというふうな観点はこれから大いに大事にしていかなくてはならないなというふうに感じております。 ◆8番(西村繁君) 議長 ○柳村典秀議長 8番西村 繁君 ◆8番(西村繁君) それでは、最後の質問でございますけれども、総合的に結論から申し上げますと、行政施策はただ単に施策で終わるのではなく、計画で終わるのではなく、それをいかに結果を出すか、出せるか、よりよい結果を出すかという結果が社会が評価をします。冷たいもので、社会的には結果しか評価しません。結果が出ないことには、やらない、やらなかったと同じであると私は認識しております。  そこで、聞きますけれども、村長と教育長にお聞きします。まず初めに、村長にお伺いいたします。村長は、ふだん村政執行者の総括責任者として日夜努力されていることと思います。その執行に当たり、村長は住民に対してどういう認識と基本的な考え方でもって行政を執行されているか、その考えを簡単にお聞かせいただきたいと思います。さらには、なぜそれを言いますかというと、先ほど歴史をつづる映画の根源である、その心を私はどうとらえているのか、それをただしたいがために申し上げているのであります。その歴史をつづるという、その根源は私は心ある、その心を生み出す行政をしていただきたい、教育をしていただきたい、そういう観点から村長にその心の問題で根源となる姿勢をお伺いするのであります。同時に、村の教育行政のトップである教育長にお聞きしますのは、学校現場に対して、学童、生徒に対して、教育的、どういう見地でもって指導あるいは教育長という職務を遂行されているのか、その基本的な考えをお伺いいたしまして、私の質問を終わります。 ◎柳村純一村長 議長 ○柳村典秀議長 柳村村長 ◎柳村純一村長 私は、この間、その前か、平成6年の選挙のときだったと思うのですけれども、あのときのキャッチフレーズは、「心を大事にし、思いやりのある政治を目指して」、それに似たキャッチフレーズだったと思っております。つまり、西村議員さんがおっしゃられるとおり、非常に高度成長の中で物質文明だけが先行してきて、非常に人間関係とか心とか全部捨てられてきたというか、追いやられてきたわけです。しかし、やっぱり人間社会です。今ずっとこうやって変遷を見ていますと、例えば合併問題とも絡むのですけれども、住民の皆さんの意識というのは、やっぱり今は安らぎとかコミュニティを非常に大事にしたいというふうに大きく変わってきています。ですから、高度成長のときにはやっぱり大きいもの、格好いいものにいったものですから、市とかそういうものにあこがれたのですけれども、今の皆さんは逆にやっぱり滝沢村の自然とかコミュニティを、あるいは福祉とかいろんなものがあると思うのですが、そういう人間関係とかそういうものにあこがれて、またそういうものを育てたいと思ってきておられるというふうに変わってきております。実際に私はいろんなところに出かけて議論すると、確実にその流れはありますし、そういう意味で常にそのことは私の政治理念として第一義的に持っているものでありますので、同じだと思っていました。 ◎西村倬郎教育長 議長 ○柳村典秀議長 西村教育長 ◎西村倬郎教育長 子供たちにどういう力をというふうなことというふうに考えますと、今までどちらかというと既成の知識を上から与えられるというふうな形の教育が行われてきたというふうな傾向が我が国の場合、あるいは我が県、我が村の場合もあったわけでありますが、これからの激変する時代を生きていく子供たちには、みずからが学び、みずから物を考え、みずから判断し、行動ができる、そういう生きる力を持った子供たちに育てていかなくてはならない。そのためには、今まで以上に、頭でっかちの子供たちではなくて、さまざまな生活体験、さまざまな学習体験を通らせながら、まさに体でさまざまなことを実感しながら生きていくための人間としての物の考え方、あるいは国語や算数等の学力の基礎基本、これをきちっと育て、子供たちに総合的な生きる力を育てていくことがこれからの教育の上で非常に大事な点だなと。それがまた生涯にわたって学習に取り組んでいかなければならない現代の生涯学習社会の基礎基本を学校教育においてつくっていかなくてはならないと、そういう面で全力を投球していきたいというふうに思ってございます。 ○柳村典秀議長 これをもって8番西村繁君の一般質問を終結いたします。 ○柳村典秀議長 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。 ○柳村典秀議長 本日の会議はこれをもって散会いたします。   (午後1時52分)...